レコードクリーナー Kirmuss Audio / KA-RC-1 デモ月間
以前にも取り上げさせていただいた Kirmuss Audio (カーマス・オーディオ) 超音波方式・レコードクリーナー「KA-RC-1」
今日は大活躍!ほんとキレイになるし、見違える音がレコードから浮き上がってきますよ~・・・
っと言うのも・・・先日とある町のとある音楽の大先輩からご自身の貴重盤をボランティア基金のため大量に手放すんだぁっとの情報を聞きつけ観に行かせていただきました・・・すると、あるは・・・あるは・・・欲しかったアルバム達・・・お値打ちだし、ボランティアにもなるし、大喜びで大量に手に入れることができました・・・先輩ありがとう!っで今日はレコードの大お洗濯!っというわけです・・・
たとえば、皆様ご存じ DaveBrubeckQuartet “TIME OUT” オリジナルリリースは1959年Mono盤 今回手に入れたアルバムはアルバムジャケットにTAKE FIVEの印刷が追加されていることから TAKE FIVE がヒットしてからの1960年代リイシュー盤だと思われますがマトリックスコードからひも解くとオリジナルに近い世代のMono盤に見受けられます・・・かたや以前購入した “TIME OUT” は2012年リリースのステレオリマスター盤、ちょっとこだわって180g重量盤です・・・現在でも新品で購入できますよ・・・
恐る恐る・・・聴き比べてみましたら・・・
断然私は今回手に入れた中古Mono盤派!S/Nの悪さはあるものの、ピアノのリズム感、alto saxの伸びやかさ、bassの安定感、drumsのシンバルがなんせ新鮮!なんで古い方がいいの?
レコードを製作する過程に オリジナルのマスターから原盤へのカッティング「ラッカー盤」→ラッカー盤を元に銀メッキを施し、さらにニッケルメッキを厚く施し、剥離し、凸型の金属板に仕上げた「メタルマスター盤」→メタルマスターを元に厚く銅メッキを施し剥離して仕上げた凹型の「マザー盤」→マザーにニッケルやクロムメッキを厚く施し、剥離して仕上げた凸型の「スタンパー盤」→スタンパーから市販されるレコードがプレスして出来上がります・・・一般的にスタンパーは消耗品で一定枚数のレコードプレスで(2000枚程度)使い切ったら「マザー盤」からまた新しいスタンパーをつくります・・・
昨今よく見かけるリマスター盤は大元のオリジナルマスターからの音源をリマスタリングエンジニアの手によって最新の技術を投入し仕上げ直すもので、ノイズの除去や経年劣化や再使用で失われたマスターの音域を再現させたりと利点も多くあります その分リマスタリングエンジニアの解釈や技量、さらにラッカー盤を製作するカッティングエンジニアの技量など、責任重大です 私も数々のリマスター盤で感動をいただいてきました^^
今回のようにファーストプレスに近い存在のレコードにめぐりあって 中古のレコードの方に感動した理由は、1959年のアーティストDaveBrubeck感性と息遣い、当時の匠のエンジニアたちが持つ技量に触れれたところでしょうか・・・ファーストプレス時にはおそらくDaveBrubeck自身もレコードの監修に参加して エンジニア陣と切磋琢磨してこのアルバムを世に送り出したに違いありません・・・
DaveBrubeck をリスペクトするエンジニアたちの手によってつくりだされたリマスター盤も素敵だと思います・・・
でも今日は一先ず新たに手に入ったこのレコードでDaveBrubeckに前より少し近づけたような気がして涙が出ましたw^^
※当社ではレコード30枚程度のクリーニングごとに洗浄用の精製水を入れ替えて新鮮なクリーニングを推奨してます
2018.10.4 の投稿もご参考に^^
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