最近レコードにハマり過ぎて・・・少々ファイル再生を怠ってました・・・反省・・・っで遅ればせながら昨今話題の音楽プレーヤー「roon」に挑戦してみました
いつかは「roon」やってみなくちゃな~って・・・でも難しそうだしなぁ~・・・有料だしなぁ~・・・そこそこのパソコンも要るようだし・・・なぁ~んて新しいことにチャレンジするのが気後れしてました私・・・
roon曰く「音楽愛好家のための音楽プレーヤー」とはどのような魅力を感じさせてくれるのか非常に楽しみです^^
さっそく準備に取り掛かります・・・まずは概要から検索してみることに・・・
「roon」の仕組み Webページ参照
なるほど・・・アプリを制御する「control apps」、様々な音楽コレクションを管理し、デジタルライブラリを構築する芯の部分「core」、オーディオデバイスにストリーミングし再生出力する「outputs」 この3部構成で成り立つようだ・・・

当店の場合、 「control apps」には「ipod」、「core」にパソコン、 「outputs」にはESOTERIC ネットワークプレーヤー「N-05」を利用することにしよう! 「N-05」は2019.5にこの「roon」に正式対応するようになっていたのです

roonの「core」に立たせたパソコン自体、常に音楽サーバーとしてファイルを保管するだけではなく、ライブラリー管理をするための情報更新や「control apps」「outputs」からのアクセス要求を受けるため、「core」システムが常駐化するものと思えます そのためできれば音楽専用に1台パソコンを占有させたいのが心情・・・音楽を聴きたいときにいつでもアクセスできるよう基本電源を入れっぱなしのことを考えると省電力でかつ静音性も大事なポイント
まずはパソコンを用意しなくちゃっと言うことで辺りを見渡すと 普段仕事使いのPCと、持ち歩きように古いmacbookが1台、あと商売柄、手元に壊れたPCがあれこれ4台・・・ 最近はiphonとipadでほぼほぼ片付くもので・・・
今回はなるべくお金をかけずに・・・どこまでできるか挑戦・・・壊れた4台のPC

まともに動くパーツを抜き取り1台に・・・まあまあ綺麗に出来上がりました・・・がwindows10がサクサク動作するには到底役不足!諸先輩方の「roon」の体験談を拝見する限りでも能力の高いPCがどうも必要らしい・・・ではOSを軽いもので行けばっと思い調べてみると「roon」はLinuxにも対応しているではないか!これなら行けるかもっと早速インストール・・・

使用させていただいたOSはLinuxをベースとした ディストリビューション 「Ubuntu」を使用・・・「Ubuntu」の語源は南アフリカのズールー語の言葉で「他者への思いやり」を意味するとのこと、まさに誰もが入手できるうえ、非常に軽量、自由なソフトウェアで基本的には無料なのです・・・「roon」のダウンロードページには「Ubuntu 15.10」の検証済みとありますが、現在無料の長期サポート付のバージョンは「Ubuntu Desktop 18.04.4 LTS」、まあ何とかなるでしょ!っと軽い気持ちでスタート・・・
Ubuntuのインストールには結構容量がいるのでUSBを使用しました・・・稼働している他のPCからubuntuのダウンロードサイトにアクセスし、インストールisoファイルを入手、そのままUSBへコピーするだけでは起動しないので、起動可能なUSBを作成するアプリでインストールUSBを作成
https://jp.ubuntu.com/download
ubuntuのダウンロードサイト
https://rufus.ie/
起動可能なUSBフラッシュドライブ(USBメモリなど)を作成したり、フォーマットをするためのソフトウェア
他にもwindousやMacOSとブータブルできるアプリがあったり情報も結構多く出ているので調べていろいろ試してみるのも面白いかも・・・OSなのであくまでもバックアップありきの自己責任で・・・

寄せ集めたパーツからOS起動ドライブに180GBのSSD、音楽ファイルの保存先には1TBのHDD×3多少のセクター破損は目をつむり先に進みます・・・

なかなかサクサク快速・・・これだけのOSが無料で使用させていただけるなんて感謝しかない・・・もう少し「Ubuntu」で遊びたいところですが、先を急ごう・・・

では肝心の「roon」をインストール・・・「roon」の公式Webサイトにアクセスしてインストールファイルをダウンロード・・・今回は「Roonサーバー/Linux(x64)」を選択、同時に使用するための登録 SIGN UP もこの機会にしておきます・・・登録は名前(フルネーム)と、メールアドレス、パスワード、誕生年の登録、合わせてお試し期間終了後の料金引き落としクレジットカードの登録をします roonの使用料金はサブスク方式で最初14日間のトライアルの後 $119 / 1年、または永久使用版の$699の選択になってます・・・けっこう高い・・・もちろん私は1年更新で・・・
https://roonlabs.com/downloads
「roon」公式ダウンロードサイト
https://kb.roonlabs.com/LinuxInstall
「Roonサーバー/Linux(x64)」ダウンロードサイト

ダウンロードサイトの注意書きにもありますように、roon severインストールの前に準備しておかないといけないことがあります、私は最初あわよくばと何もせずにインストールしましたが案の定失敗しました・・・途中でエラーになります・・・
使用状況によっても異なるかと思いますが私は下記の3点をインストール前に実行して無事インストール成功しました
$ sudo apt-get install ffmpeg
動画と音声を記録・変換・再生するためのフリーソフトウェア「ffmpeg」の導入
$ sudo apt install cifs-utils
共有フォルダーのマウントするための必要なパッケージ「cifs-utils」の導入
$ sudo apt install curl
データ転送を行うコマンド「curl」の導入
これらの事前準備を行ってから「roon」をインストールすると
$ curl -O http://download.roonlabs.com/builds/roonserver-installer-linuxx64.sh
$ chmod +x roonserver-installer-linuxx64.sh
$ sudo ./roonserver-installer-linuxx64.sh

インストールが完了すると自動的に「roon」の「core」がシステムに組み込まれます・・・一見何も変わらない・・・ほんとにインストールできているのか不安なくらい・・・なにも変わらない・・・でも ipad に「control apps」の部分「Roon Remote」アプリをインストールして起動してみると・・・即座に「Ubuntu」のPCが現れました^^




さすが噂通りの手ごたえ、サウンドのクオリティーを含め操作性もバツグン!楽曲のサムネイルもサクサク動きます 何と言ってもすごいのは圧倒的な楽曲のレコメント量、到底tag情報としてファイルに設定された情報をはるかに超えてます 楽曲のクレジットがこと細かく表示されたり、アーティストの情報がFacebookやWebサイトともリンクしてたり、関連情報からさらなるひも付けの曲を探し出せたり・・・聴きたい楽曲がすぐに見つかる ほんと気の合うソムリエがそばに居てくれているかのVIP感・・・


いやぁ~「roon」面白いですね~ デバイスを切り替えたマルチルームでの使用方法や他の再生方法との音質の違い等々・・・いろいろと試していきたいと思います・・・少々「お高い」と思っていた「roon」でしたがこれほどのサポートを堪能できるのであれば納得^^ 今回身銭を切ったのは結果「roon」のサブスク料金 $119(おおよそ13,000円)くらい すごい音楽の楽しみ方の可能性を感じました
ここからfor you エリア・・・コメントを寄せていただいたオーディオファンの方へ
何かの参考になれば幸いです・・・


2020.11.14 追加記事
いつもBlogをご覧くださりありがとうございます^^
「roon」を取り上げることで想像以上の反響をいただき、オーディオファンの皆様から応援のメールを頂戴いたしました まことにありがとうございます
今回、ファイル再生のコアなお客様よりリクエストいただき、オーディオ専用PCをつくるお手伝いをさせていただきました いい機会をいただきましたので、お客様の許可を得て、動画にしてみました^^ ご興味のある方に何かの参考にしていただければ幸いです
Thank you, Mr. I
<参考>使用したコマンド一覧
ubuntuにroonをインストールする前に準備しておくこと
(PCがインターネットに接続されていることが必勝・・・ネット上からダウンロードするため)
事前準備「roon」インストール前に下記コマンドを順に実行
※1.「ffmpeg」の導入・・・動画と音声を記録・変換・再生するためのフリーソフトウェア
$ sudo apt-get install ffmpeg
※2.「cifs-utils」の導入・・・共有フォルダーのマウントするための必要なパッケージ
$ sudo apt install cifs-utils
※3.「curl」の導入・・・データ転送を行うコマンド
$ sudo apt install curl
「roon」のインストール
※1.ダウンロードするディレクトリーにルートから変更
$ cd ダウンロード
※2.データー転送を行うコマンド・・・roonserverのダウンロード
$ curl -O http://download.roonlabs.com/builds/roonserver-installer-linuxx64.sh
※3.アクセス権の設定・・・インストール実行権限を与えるためのコマンド
$ chmod +x roonserver-installer-linuxx64.sh
※4.インストールプログラムの実行
$ sudo ./roonserver-installer-linuxx64.sh
有意義な記事ありがとうございます。
私も奮起してubantu roonチャレンジいたしましたが、最後のインストロールで
(curl -O http://download.roonlabs.com/builds/roonserver-installer-linuxx64.sh)で(curl: (3) URL using bad/illegal format or missing URL)に表記でで先に進めません
コマンドはコピペで行っているので間違いないと思うのですが、さってぱりわからなく途方に暮れています。ご教授頂けると幸いです
宜しくお願いいたします。
コメントありがとうございます・・・
ubantuのインストールは無事成功されたのですね^^
残すは「roon」ということですね もう少し頑張ってください
コメントの内容は、ubantuのWebブラウザからroonのダウンロードページ上でダウンロードはできたものの、インストールしようとするとエラーメッセージが表示されて進まないということでしょうか?
curlの実行前にダウンロードされたフォルダーにディレクトリー移動されておられますでしょうか?
私の実行時のアーカイブです・・・
今から当ブログ内最下段に張り付けておきます
30分後くらいには反映されてると思います
何かの参考になればよろしいのですが
早速の返信ありがとうございます
ubuntuは普通に使えておりました。
上記の
{curlの実行前にダウンロードされたフォルダーにディレクトリー移動されておられますでしょうか?}
意味が分かりません、お教えいただけますか?
その後、更にひどい事態に、ubuntuを再インストールしたところ、壊れてしまい、cleanインストールしても壊れたままです。
現在あがいております。どんな情報でも結構ですお教えいただけると幸いです。
ubuntu のWebブラウザーからroonのダウンロードサイトへアクセスして、roonサーバーのパッケージをダウンロードした際、保存される場所があります 私の場合は¥ダウンロード フォルダーに入れました・・・curlコマンドでパッケージのインストールをする際、ルートの状態からroonserver-installer-linuxx64.shを実行してもファイルが見つからないので、ダウンロードしたフォルダーに事前に移動しておくという意味となります 「$ cd ダウンロード」でディレクトリーチェンジできると思います・・・ubuntuが壊れてしまったことは、ごめんなさい、私にも原因はわかりません・・・通常クリーンインストールで初期状態になるはずですが、ハードウェア的に壊れている可能性も有るかもしれませんね・・・あまりお役に立ててないようで恐縮です・・・・
対応ありがとうございます
拙宅ではPCが沢山あるので、4台ほどubuntuをインストールして
roonを入れようとしましたが、全滅です。最初の一台はどこでダメだったか覚えていませんが、それ以後は少し理解して行動していますので原因はわかります。
全てroonダウンロードの事前準備の三つがうまくいきませんインストールできるのですが(いくつかはできないので他の方法を試してください)とコメントがでるので全てはダウンロードできないようです。
ほかの方法はリナックス素人の私にはハードルが高すぎますね。
roon専用機を購入するしかないか?ウーン40万円ですからぼったくり価格です。audio製品は付加価値つけすぎで販売していますね。
せっかく高性能のPCを用意したのでウインドウズ版に入れてみます(roonウインドウズ版は3年ほど使用していますが、roonコアには問題が多いいです)
これからも素晴らしい記事期待しています。宜しくお願いします。
何とか沢山あるパソコンを有効利用されたい気持ち、すごくわかります・・・最近は道具というより、進歩という名のもとに次から次へと使い物にならなくなってちゃうパソコンに疑問を感じます・・・もっとシンプルでいいのに・・・そういう中で私もubuntuに手を出した次第ですw 気のせいかもしれませんがディバイスの管理がシンプルなubuntuで操作しているとs/nが高く感じ、こんな安上がりなのにいい感じって思えちゃいます・・・オーディオにもよく似たことが言えるのかもしれませんね 高級機だから、普及機だから、そんな垣根を取り払い、それぞれの生産者が思い入れる気持ちと、何よりアーティストの音楽を楽しみたく感じてます 今は少々時間が取れないのですが、また機会があればインストール風景も弊社のYouTubeチャンネルで取り上げてみたいと思います 今後とも応援していただけると嬉しいです^^
yajapaさん
はじめまして。
6月頃、私もこちらのブログを参考にubuntuにroonを入れました。
その時は、
$ curl -O http://download.roonlabs.com/builds/roonserver-installer-linuxx64.sh
$ chmod + x roonserver-installer-linuxx64.sh
の$ chmod + xの部分にスペースがあり、エラーとなり、
$ chmod +x roonserver-installer-linuxx64.sh
とスペースを無くすとインストールが成功しました。
今は自作PCにROCKを入れてroonを楽しんでます^^
kiritoさんありがとうございます
本日アドバイス気が付きました。
現在ubuntuあきらめて、ウインドウズのROONサーバーに仕上げて稼働中でしたが、まートラブル続きで心が折れそうです。
何しろ音楽聴いている時間よりも、あれころ修正したり、バージョンアップだといじくっている時間の方が長いくらいです。
自分は音楽にどっぷりつかりたくて、始めたのですが、爺には、荷が重いです。
今回のトラブルはserver以外のaudioを認識できなくなりました。
これを何とか修正して、再度ubuntuチャレンジしてみます。
はじめてコメント致します、
12月初旬に私もRoonサーバーに挑戦しました。
Nuc、corei5,第7世代の中古を手に入れ、四日市無線さんのホーム
ページ及びYouTube を何回も観てやって見ました。
Ubuntuも記事に有る通りの18.04をインストールしました、ここまではほぼ順調に行きました、いよいよroonのインストールですがこれも四日市無線さんのインストールガイドをコピペして準備段階のコマンドをインストールしました、続いてroonサーバー本体のインストールもすんなりする事が出来ました。
後はRoonの設定とTidal,紐つけ、データファイルのインポートと少し時間は掛かりましたが完成させる事が出来ました。
四日市無線さんの記事及び動画が無ければとても完成させる事は出来なかっと思います、有り難う御座いました。
次はROCKが気になります、是非ROCKの導入記事の掲載をお願い致します。
コメントありがとうございます
無事導入されておられるご様子で何よりです^^
私も最近、TIDALにハマっております!AMAZON MUSIC HD も気になる所ですが、
RoonにTIDALを紐づけすれば最強を感じておりますw
おそるべし守備範囲ですよねぇ~音質も、楽曲の豊富さもビックリです!
こうして、音楽好きなオーディオファンの方へお役に少しでも立てていると思うと幸せです^^
今後ともどうぞよろしくお願いいたします^^
初めまして。貴youtubeを拝見し、消費電力が少なく少し枯れたCPUのintel nucを選ぶというご説明に納得し、やってみようと思いたちました。貴Youtubeを何度も見なおしintel nucを組み立てバイオスをアップデート、ubuntuとTidal(roon ready デバイスから)も無事インストールができました。まことにありがとうございました。spotifyのプレイリストをTidalへ移行もできたところで、音質も操作性とも突き抜けて良くなりとても満足しています。お礼まで。
コメントありがとうございます オーディオ、音楽ファンの方からお礼なんておっしゃっていただけるなんて、身に余る幸せです^^
今回は少々アンダーグランドな方法ですが、よかったなぁって思えたことは皆さんで情報共有してもっとオーディオが広まればと心から願ってます^^